日本のおいて
フランス人から見ると、日本人はガレの作品に非常に興味があるように見えるらしいのです。
これは、ある種の嫌味のなのですが、日本人が何でもガレの作品を高値で買っていくので、とても高値の花になってしまっていると言う本国の事情もあるからです。
実際、ガレの名作が日本にたくさんあることも事実ですので仕方ありませんが。
ガレはデッサン力に優れ、特に草花鳥虫の造形を好んでガラスなどにデフォルトしています。これは日本人の『ものの哀れ』に通じるところがあり、日本画の其の表現にマッチする部分が多く、日本の心をつかんだことも事実なのです。